「コロナ時代」求められている人物 〜 心が落ち着く〜 

樋野興夫

 

 
  2021年5月16日は、「東久留米がん哲学外来・カフェ」に赴いた。
 東久留米市の広い会場で、人数を制限し開催された。 
 個人面談もあり、大変、貴重な、有意義な時であった。
 早速、「今日も素晴らしい時間をありがとうございました。  また今日は面談までしていただき 本当に感謝しております。  話をいっぱい聞いていただき 心が落ち着きました。  先生の言葉を胸に、これからも頑張って行きたい思っております。」との励ましのメールを頂いた。
  その後、読書会であった。  「新渡戸稲造『武士道』(岩波文庫、矢内原忠雄訳)と内村鑑三『代表的日本人』 (岩波文庫、鈴木範久訳)を交互に読み進めている。  今回は、内村鑑三『代表的日本人』の「西郷隆盛」の3章「維新革命における役割」の箇所であった。  「すべてを始動される原動力」の学びの時であった。
  ちなみにこの時期に書かれた『Representative Men of Japan』(『代表的日本人』)は、新渡戸稲造の『武士道』(BUSHIDO〜The Soul of Japan〜)とならぶ、世界のベストセラー(英文版)になった。  「コロナ時代」求められている人物像は、「内村鑑三」、「新渡戸稲造」では、なかろうか! 

2021/5/17 

「欣然たる面貌、快然たる微笑」〜 東久留米がん哲学外来・カフェの心得 〜

樋野興夫


2021年 新年である!
 
『東久留米がん哲学外来・カフェ』は、2008年10月にスタートした。  今年で13年を迎える。  スタッフの皆様の熱意、真摯なる姿には、ただただ感謝である。  昨年の最後(2020年12月13日)の『東久留米がん哲学外来・カフェ』に参加された方から、  「樋野先生、今日も楽しい時間を作っていただき ありがとうございました。  このコロナ禍、先生の笑顔や言葉に どれだけ励まされたことか。  治療はあっても 楽しく明るく生きられたのは 先生のおかげです!  先生や皆さんとの時間は 本当に楽しく、私の生きる力になっています!  楽しすぎて あっという間に時間が 過ぎてしまいます。  先生の側にいると 楽しい事がいっぱいで ワクワクしますね。  来年も先生のお話やお言葉を 楽しみにしていますね。  今年一年本当に お世話になりありがとうございました。  来年もどうぞ宜しくお願い致します。」との心温まる、励ましのコメント頂いた。  涙無くして語れない!
 
思えば、検事総長退任後に、新渡戸稲造が初代学長であった東京女子大学理事長に 就任された 今は亡き原田明夫氏(1939年11月3日 - 2017年4月6日)と一緒に、2000 年『新渡戸稲造 武士道 100周年記念シンポ』、『新渡戸稲造生誕 140年』(2002年)、『新渡戸稲造没後 70年』(2003年)、『新渡戸稲造 5000円札さようならシンポ』(2004年)を企画する機会が与えられた。  そして、「起こったことは仕方がないのだから、そのことを前提に最善を考えよう」の学びが、2008年1月 順天堂大学で『がん哲学外来』を開設した原点でもある。  そして、病院外での『東久留米がん哲学外来・カフェ』が、wife、スッタフの皆様と始まった。  「不思議な連続」である。  まさに、「欣然(きぜん)たる面貌、快然たる微笑をもて」(新渡戸稲造)の「実例 & 実行」の実践であろう! 

2021/1/1


 

HP創刊メッセージ

 

「新渡戸稲造 国際連盟事務次長就任100年周年」〜『東久留米がん哲学外来 in メデイカルカフェ』HP創刊 〜 

 

順天堂大学 名誉教授(順天堂大学医学部 客員教授・順天堂大学保健医療学部 客員教授) 
東京女子大学 理事、恵泉女学園 理事 
新渡戸稲造記念センター 長 

樋野興夫 

東久留米がん哲学外来inメデイカルカフェ』スタッフの小林真弓 氏から、『東久留米がん哲学外来 in メデイカルカフェ』HP創刊号にメッセージを依頼された。
 思えば、私は、2008年1月順天堂大学の病院の診察室で、無料の『がん哲学外来』を始め、その年の秋に『東久留米がん哲学外来・カフェ』を インターナショナルスクール(CAJ)で 開始する機会が与えられた。
 この度 2020年5月、HPが開設される運びとなった。
継続は、人間としての 尊い行為である! すべての始まりは「人材」である。 人生の大切な想い出で、良き宝となろう!
 
現在、少なくとも 下記のニュースレターが、定期的に発行されている。
「空っぽの器 友の会」 ニュースレター (担当:彦田)
「越冬隊 友の会」 ニュースレター (担当:大弥)
「人生ピンチヒッター 友の会」 ニュースレター (担当:石井)
「21世紀の新島・内村 カタルパ」 ニュースレター (担当:高山)
「心に咲く花 会」 ニュースレター (担当:齋藤 智恵美)
「心のSpring Water (湧き水)」 ニュースレター( 担当:猪口)
「さいわい」 ニュースレター (担当:海老澤)
「明日を考える会 〜次世代の社会貢献〜」 ニュースレター (担当:田口)
「がん哲学外来研修センター」 ニュースレター (担当:星野)
「新渡戸稲造記念センター」 ニュースレター (担当:星野)
「天空デイサービス万座」 ニュースレター(担当:市村、齋藤、森)

 2020年4月13日夕刊 毎日新聞『見上げてごらん:コロナ疲れへの処方箋=永山悦子 - 毎日新聞 』に続いて、2020年4月24日付 デジタル朝日新聞 で『「不 安から逃げずに」 コロナ疲れのあなたに、言葉の薬』が 掲載された。
映画『がんと生きる言葉の処方箋』の 野澤和之 監督からは、「コロナ感染の終息が見えない中、―― この状況下、今できることは ないかと思い、出演者、関係者からの「言葉の処方箋」を伺うことにしました。 ZOOMというWEB会議システムを使い、自宅から参加の対談をYouTubeで公開いたします。」とのメールを頂いた。 
また、大学の先生からは、「やはり 樋野先生は リアルタイムで お会いすることに 価値がありますね。」との、大いなる慰めの お言葉も頂いた。 まさに、「人生いばらの道 されど宴会」の実践の日々である!

 思えば、私は、癌研時代、今は亡き 原田明夫 検事総長と、2000年『新渡戸稲造 武士道100周年記念シンポ』、『新渡戸稲造生誕140年』(2002年)、『新渡戸稲造没後70年』(2003年)を、企画する機会が与えられた。
 順天堂大学に就任して、2004年に、国連大学で『新渡戸稲造 5000円札さようならシンポ』を開催したのが 走馬灯のように駆け巡ってくる。
 2020年は、「新渡戸稲造 国際連盟事務次長就任100周年」である。新渡戸稲造著『武士道』出版120周年でもある。
 『東久留米がん哲学外来・カフェ』開始の前年2007年から、新渡戸稲造 著『武士道』、内村鑑三 著『代表的日本人』の読書会を始めた。 今でも継続している。「良書を読み、有益な話を聞き、心の蔵を豊かにする」(新渡戸稲造)である。  
行動への意識の根源と原動力をもち、「はしるべき行程」と「見据える勇気」であろうか!

 私は、「日本国のあるべき姿」として「日本肝臓論」を展開している。 日本国=肝臓という「再生」論に、行き詰まりの日本を打開する具体的なイメージが獲得されよう。 人間の身体と臓器、組織、細胞の役割分担とお互いの非連続性の中の連続性、そして、傷害時における全体的な「いたわり」の理解は、世界、国家、民族、人間の在り方への 深い洞察へと誘うのであろう。 

(1)賢明な寛容さ (the wise patience)(2)行動より大切な静思 (contemplation beyond action)(3)実例と実行 (example and own action)の実践である。

 ここに、『東久留米がん哲学外来 in メデイカルカフェ』HP創刊の時代的要請があろう!